ツェップライクアンテナ(7MHz) Ver.3の製作

 途中経過の最終版です。
1月からぼちぼちやってきましたが、ようやく形になりました。
2018/10/18のこちらの記事でツェップライクアンテナの設計について能書きを紹介しましたが、
実際の物づくりでは耐電力や形状(大きさ)の点で消化不良でした。
今回、小型軽量化と耐電力改善をやりました。

出来上がりはこんな感じで何の変哲もないただの筒になりました。

 

改善点は、コイルの大型化とコンデンサで、Cはオーソドックスに同軸コンデンサにした。
特にユニークな所はなく、基本に忠実にという感じ!
今回の製作物は特殊工具を使うので誰でもお手軽に作れるという代物ではありません。

コイルのボビンをアクリル板から切り出して製作。
コンデンサの必要容量とコイルの大きさから全長を決めた、同軸Cは4本パラです。
使った同軸はフジクラのRG-8A/U


両端の処理は銅板を当てて半田付け

 

インシュロックでボビンに同軸Cをしっかり固定

 

芯線側も銅板を当てて半田付け、この時外被との距離が近づかないように注意!
耐圧確保のため。


上が試作版、下がホンチャン。
試作ではアルミ線(φ2)を使用、ホンチャンでは銅線(φ2)を使用、発熱に違いがでるか
と思いきや、大した差はなかった、なのでアルミでOK
コイル巻きには、こちらで紹介したジグ?を使用。

 

端っこの処理はこんな感じ

 

塩ビパイプ(外径φ48)に収納、両サイドは2重構造にして強度アップを図っています。

 

給電部の処理はこんな感じ

 

筒の全体像(外径φ48mm x 長さ150mm)、塩ビパイプの厚みは2mm
左端から少し右とコネクタの左に小さい穴を空けています、これは水抜き穴。

 

コネクタ部、円弧部にたいらなコネクタが付くように加工しています。

 

調整中というか確認中
5kΩの負荷を繋いでSWR測定、この5kΩと電線込みで何故かjXがほぼゼロになる。
これはVNAで確認済。

 

前回試作のVer.2との比較、だいぶすっきりしました。


実際にエレメントを繋いで動作確認中

 

SWR実測結果、MFJ259BとSWR200の結果
なんでこんなに違うのか不思議ですが、MFJの方を信用しましょう、他のSWR計でも
計ってみましたがMFJに近い値を示しました。
最良点が、7.04あたりにあるのは意図的にそうしたからです。
SWR1.5の帯域幅は約140kHzあります。まずまずではないかと。


耐電力について、
こちらで紹介したジグ?を使ってダミーロードを繋いで試験したところ
約400W CWで3分程度の通電でコンデンサがそこそこ熱くなってました
コイルもコンデンサほどではないがほろ熱く。

防水について、
多くの製作記事を拝見すると塩ビパイピの両サイドにキャップを付けてる例を
散見します、これ
本当に必要なのだろうか?という疑問をもっています。
水抜き穴を空けている場合が多く、元々完全な防水構造にはなってないし。

電気的接続点の絶縁処置(ボンド付け等)をしておくと問題なさそうに思います。
今回試運転でボンド付けも防水処理もしないで雨の中運用しましたが大きな
変化はありませんでした。(雨に降られたのはたまたまですが)
大きなパワーを入れる場合はむしろ風通しを良くする意味でオープンの方がいいかも。
パワーを入れない場合は念のための防水や強度upの意味でのキャップはありかと
思いますが、でも少し重くなります。

という事で一応満足な結果が得られました。
n増しや10MHz用なんかも考えてますが何時になるやら。
それにしても大層な物づくりになりました、まぁ自己満足という事で、、、
ほな、

カテゴリー: 無線 パーマリンク

ツェップライクアンテナ(7MHz) Ver.3の製作 への6件のフィードバック

  1. もあい/jf3ipr のコメント:

    自己レスです。
     ツェップアンテナの設計や製作について記事を書いてますが、このアンテナがとっても
    良いアンテナだとは思っていません。ダイポールアンテナを張れる条件がある場合はそち
    らの方が絶対いいです。フルサイズならなお更よいです。

     設置条件が制限されてどうしてもダイポールが張れない場合の選択肢の一つとして考え
    ればいいかと。あと、私はツェップを使うとき、RIGの入り口付近の同軸にコアを入れて
    ます(コモンモードフィルタ)パワーを入れるとピリピリくる事があるのでその対策です。
    給電部の根っこには間違っても入れないでください。

  2. ji3kdh のコメント:

    遅レスでスミマセン。
    ということは、同軸ケーブルからも有効な輻射があると考えられるってことですね?
    であればMicroVertなどのように、1/4長(*0.66)のところにCMFを入れればより良いのかな?
    (そこまでは外部に展開し、それよりも無線機側で屋内に引き込む)

  3. もあい/jf3ipr のコメント:

    どうもです。
    はい、その通りと思います。
    同軸ケーブルから有効な輻射があるのかどうかはよく分かりません。
    カウンターポイズと考えるとそこから有効な輻射が期待できるか?ですが
    その辺、どう考えたらええんでしょうね!

  4. もあい/jf3ipr のコメント:

    この場合、短縮率*0.66は必要なのだろうか?という疑問がふつふつと・・・

  5. ji3kdh のコメント:

    こちらによれば0.77みたい。
    http://www.ja1scw.jp/hp/HamMVantenna.html

    コモンモード電流を計るクランプのやつで見てみたら面白いかも、ですね。

  6. もあい/jf3ipr のコメント:

    そう書いてありますね。
    でも益々分からなくなってきました。
    もう考えるのやめよう・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。