話題のIC-705ですが、このRIGを入手された方の多くはフィールドでの使用を意識
されてるんではないかと思います、かく言う私もそうでして、となると気になるのは付属
バッテリーパックでどれぐらいの時間運用できるかだと思います。
SNSではCWで2時間ぐらいはいけると情報が流れています。その出どこを私はしらない
のですが、私なりに調べてみました。ついでにAZバッテリーを使った場合も。
こんな感じのセットで、
1.使用バッテリー
①付属バッテリーパック(BP-272) 7.4V 14Wh 105g 送信出力5W
②AZバッテリー(ITZ14S-FP) 13.5V? 54Wh 1kg 送信出力10W
2.試験条件
・CTESTWINの連続CQ機能を使ってCW CQを送信 (勿論ダミーロードへ)
・送信文字 CQ de JF3IPR JCC2730 K (インターバル5秒)
・AFゲイン 50%
・LCDバックライト ONのまま
・バッテリーはフル充電からスタート(当たりまえか!)
・RIGのリセットがかかるまでの時間を測定
・AZバッテリー(外付け)を使う場合は、付属のバッテリーパックは外しておく
試験中の様子
3.結果
(1)付属バッテリーパック (5W送信)
約1時間48分もちました。
(2)AZバッテリー (10W送信)
初期: バッテリ電圧は13.48V
最後: バッテリ電圧は9.86V
約4時間25分持ちました。
4.まとめ
付属のバッテリーパック(14Wh)使用、5W送信では、1時間48分
AZバッテリー(54Wh)使用、10W送信では、4時間25分
5.試験中に気づいた事
・付属バッテリーのインジケータが1/3になってからのネバリがある。
・AZバッテリーで試験中、電圧が11.3V以下になると出力が50%まで低下した。(4時間15分経過時)
・10W送信試験のときバッテリパックを外してましたが、その露出したアルミダイキャスト部がぎりぎり
触れないぐらい熱くなってました、一応、横で扇風機を回しておきました。
6.コメントなり考察なり感想なり
・付属バッテリーの試験で、実は、最初CWキーイングをUSBケーブル一本でやってました、USB経由
でもバッテリー充電するので (off設定は可能)これでは正しい試験になってないなと思い直し
USBIF4CWに変えました。しかし結果は特に差はありませんでした。
・巷で流れてる2時間というのは正解ですね、実際の運用では今回のように連続送信する事は
ないでしょうから2時間以上使えそうな印象です。
・一方、AZバッテリー、これ決して安くないんですが1kgという軽量がとても魅力です。
(SOTAを意識してます)
高いだけあってネバリも十分、正直こんなに持つとは思ってませんでした。
・本題からは外れますが、このIC-705 USBケーブル一本でRIGコントロール、CWキーイング
できるので山へ行くときの装備を減らすことができます。嬉しい機能です。
ほな、