HM-243スピーカマイクを紐解いてみる。

 先に入手したIC-705付属のスピーカマイクHM-243ですが、
どうやらiCOMさんが705の為に、か705を機に新設計したもののようです。
見た目が垢抜けてて大きさも手ごろ、個人的には好きです、これ。
中身が気になったので調べてみた。

まず、蓋を開けてみる。

真ん中奥がスピーカで、左下にECM(エレクトレット・コンデンサマイク)が見える。

例によって基板を外して裏表から写真を撮って、チマチマと回路図を起こします。

で、できた回路図がこれ
セラミックコンデンサの容量は推定です、他の似たマイクの定数を参考に。


音声の周波数特性がどうなってるのか半ばあてずっぽうですが調べてみた。
LTspiceに落としてみる。

ECMから出力までの周波数特性を描いてみる。

人間の声の周波数特性はどんなもんかとググってみたらこんな記述がありました。
「男性の基本周波数の平均値と標準偏差はそれぞれ125Hz及び20.5Hz,女性では
それぞれ男性の約2倍に等しいことが分かっています。」
なので当たらずとも遠からずではないかと。

 一部の定数をいじる事でf特を変えることができます。詳細はおいといて、
高域を伸ばしたい場合は、C2(0.75uF)を小さくする。
低域を伸ばしたい場合は、C5(0.1u)を大きくする。
但し、ゲインも同時に変化するようなのでトータル特性の作り込みは要注意かと。
ボクはいじらないけど。
実際の音質は結構よくできてるんじゃないかと思います。

ちょっと面白いのは、PTTスイッチにパラに入ってる2.2uFのコンデンサ、
これはボイスメモリに音声録音するときPTT OFFのままでやりますが、その場合でも
周波数特性が変わらないように33kΩとGNDをACカップリングしてるようです。
願わくば、Cに直列に10Ωとかの抵抗があればなお良かったかもね。
チャージされた電荷をPTT ON時に急速放電してPTTスイッチの接点を痛めます。
まー実用上は問題ないのかもしれませんが、、、
ほな、

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HM-243スピーカマイクを紐解いてみる。 への2件のフィードバック

  1. 鈴鹿 和男/JP1KHY のコメント:

    回路図と解説をありがとうございます。助かりました。

  2. もあい/jf3ipr のコメント:

    鈴鹿さん、
    何かお役にたてたようでよかったです。

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