1.5K-FA アンテナセレクタ増設

 アンテナの増設に伴い、リニア付属のアンテナセレクタのチャンネル数が
物足りなくなってきたので増設した。
元は4chのアンテナをバンド毎に切り替えられる仕組みで、1つのバンドに
任意の2chを選択できます。切替は前面パネルから手動ですが、バンド切替は
RIG側のバンドを切り替えると自動で設定してくれるのでとっても便利です。
一度使い始めると後戻りはできないです。便利に使ってた手動のアンテナ切替器
が超まどろっこしくなります。4chを8chに増設です。

こんなやつです。

元ある4chのうち3,4はそのまま使い、1,2chをそれぞれ3chに増やします。
その心は、普通のメカリレーを使って切り替えるの高い周波数ではSWRの悪化が
予想されるので、3,4chに28MHz以上を割り当て、増設したchにLOWバンドを
割り当てるという魂胆です。確認したら増設したchは27MHz付近からSWRの悪化が
確認できました、50MHzで1.5ぐらいまで上昇。

中身は、こんな感じ

上半分がリレーの切替部、下半分がコントローラ部でarduino NANOを使ってます。
右のd-subコネクタはリニアのリアパネルにあるAUX端子につなぎます。
このAUX端子には、バンド情報、RIG1/2情報と送受情報がきてます。
RIG1,2は2台のRIGがつなげるようになっていて、今どちらのRIGに繋がってるか
の情報です。これらの情報をarduino NANOで読み込んで、自動でアンテナを切替ます。
最初は前面パネルのセレクトSWでバンド毎のアンテナを選択し、最後に真ん中のSWを
押すとEEPROMに情報を記憶します。なので一度設定すると電源を落としても次回からは
そのまま自動でアンテナをセレクトしてくれます。

横から見るとこんな感じで、arduino NANOのUSB端子は外からつなげるようになってます。
プログラム変更や情報のモニタがこれを使ってできます。

 真ん中の銅板の仕切りは気休めですが、一応回り込み防止のつもり。
実際に動作させて1kwを通すと24MHzで誤動作を起こしたので、制御基板のGND強化
パスコン追加等の処置で何とか落ち着きました。最初はリセットがかかってしまって
難儀しました。

リアパネルです。見たまんまです。
右端の細い線はオーディオ用のRCAケーブルですが、電源線です。
ジャンクを漁ってると、大昔のNECのノートPC用電源アダプタが出てきたので
これを使う事にした。15V出力1Aです。

 リレーは12V仕様なので15Vで駆動すると結構熱を持つことが判明
24MHzでFT8 KWでええ調子で長時間運用してるとリレーが熱でイカレてしまいました。
リレーの駆動電圧をできるだけ下げて熱対策をやる予定、また小さく静かなファンを
つけてもいいかなと画策中、
まぁ、そんな訳でラクチン運用ができるようになりました。
それにしてもこのarduinoは超便利です、こんな自動アンテナ切替器がヒョイと作れてしまう
のもこれのおかげですね。
ほな、

カテゴリー: 無線 パーマリンク

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