IC-705 <> Bluetooth <> CI-V I/F

 こちらで紹介したように、IC-7610が壊れたので修理をしている間、IC-705に
ピンチヒッターとしてお出まし願った。RIGとリニアを連動させるとアンテナセレクタ
が自動的に動いてくれてとっても便利なんですが、IC-705にはCI-V端子がないときた
もんで、これは困ったと、、、例によってグーグルセンセに教えを乞うと、どうやら
IC-705内蔵のBluetooth経由でCI-V制御ができるらしい事が分かった。
で、そんなインターフェースが市販であるかと探したがドンピシャが見つからない
という事で作ってみることにした。

ESP32-WROOMとかいうやつです。

 最初はリニア(1.5k-FA)にバンド情報を送るだけでよかったのでそれに特化した。
リニアのマニュアルを見ると、接続線はRX-D(リニア側)だけで良い事が分かった。
すなわちCI-Vからはデータを送りっぱなしでいいということ(半一重?)。
またリニア側はTTLレベルの入力なのでESP32の端子をそのままつないだ、ESP32は
3.3Vで動いてます。

電源はリニアの別のコネクタから12Vが出ていたのでそこに5Vの3端子レギュレータを付けて
対応した、写真では左上のやつがそれ。
あとは、ソフトでBluetoothで読み込んだデータをシリアルで送り出すだけ。

動作確認のため空中配線で繋いでみた。意外とあっさりと動いてしまった。

 ちなみに、このESP32ですが、amazonで検索するとサードパーティがいっぱいあって
値段もまちまち、思案したあげく、割高だが純正品(32E)を1個仕入れ、動作確認はこれで
やる、実際に使うのは安いやつで試してみる事にした。

左が正規品(32E)、右がサードパーティ(32)で3個入り、正規品の値段で3個入りが買えて
おつりが来ます。
リニアにつなぐやつはサードパーティでも一応動いた、5V電源の入力側のコンデンサを
大きくしないとリセットがかかっていたようだが、、、

 ここまでは順調に来たが、どうせなら双方向(半2重)のインターフェースを作って
おきたいと思うのが人情というもの。でトライしました。


頭を整理するためにお絵かきをしてと、

関係する所だけを書くとこんな感じですかね。
CI-VはGND以外1本の線で通信するので、行きも帰りも同じラインに信号が出ます。
これの意味するところは自分が出した信号は、そのまんま自分にも返ってくるわけでして、
これと外部から来た信号とを間違えないために、ダミーリード(読み捨て)してやる必要
があります。自分が出した信号と外部から来た信号を切り分けるソフトが意外と厄介でした。お手本ソフトないかなぁ?

例によって動作確認しながら進めます。
左の基板が上の絵の上半分、真ん中が純正基板(32E)、右はサードパーティ基板、うまく
動けばこの基板に差し替えます。

手配線基板を小綺麗にしてみた。

2つの基板をドッキングしました。

 ソフトの作成に若干頭をかかえながらごまかしごまかしできました。
CTESTwinやzLogで動作確認をしてみたところ、とりあえず動いてるようです。

 このボード、ArduinoNANOにWiFi、Bluetoothを追加したような代物でして
これだけでなんでもできるんちゃうか!と思わせるぐらい機能豊富です。
こんなCI-Vインターフェースだけに使うのは超勿体ない、てな感覚に陥りますね。
ま、安いので勘弁したる。
ほな、

カテゴリー: 無線 パーマリンク

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