Red Eagle 音質改善

 Red Eagleて何やねん、ですね。
以前のブログが全部パーになったので後で簡単に説明するとして、普段使ってるマイクの
音質改善をやってみた、特に問題があった訳ではないのですが、どっちかというとDX向き
のカリカリ気味というレポートを頂くことがあったので少し低域を持ち上げてみました。

この銀色の丸いマイクがRed Eagleです。

 古株無線家なら知らない人はいないと思いますが、アスタティックのシルバーイーグル
というマイクがありました。クリスタルマイクで出力インピーダンスが大変高く、マイク
アンプの入力インピーダンスを高くしてやらないとまともな音にならない、低域がカット
されてしまってカリカリ音になってしまうというじゃじゃ馬です。
しかし、きちんと設計された回路でアンプしてやると、それはそれはメリハリのある透き
通った、了解度の優れたマイクになる。というのが定説です。(聞いた話では)

 余談ですが、「いいマイク」というのだけ聞いてこの高価なマイクを仕入れて何にも
考えずRIGのマイク端子につないで、カリカリ音で、「CQ DX」と叫んでた滑稽な方が
少なからずおられました。昔々の話です。

 そんなアスタティックの高価なマイクも時代が流れて中古品が私のところにも流れて
来ました、そのまま使うとカリカリになるし、かといって今からマイクアンプを設計する
のもしんどい、過去に多くのOMが素晴らしいアンプを沢山設計しててネット上で沢山
紹介されています。でもそれとて一から作るのは面倒やなぁと思っていた所、、、

 別件でコンデンサマイクを物色していたら、中華のBM800なる安価なマイクが出回って
ると、しかもこれのマイクアンプ回路を少し改造するととても良いマイクになるという
記事がこれまたネットで紹介されていた。早速仕入れて中身を調べてみるとコンデンサ
マイクなので入力インピーダンスを高くするために、初段には高抵抗入りのJーFETを
使ってることが分かった。ここで私はピーンと来たのです。

 そう先のクリスタルマイクのエレメントとBM800の回路をドッキングしたら簡単に
ラジオ用のマイクができるんではないかと。

 前置きが長くなりましたが、こーいう経緯を経て生まれたのが「Red Eagle」です。
中華のBM800のアンプと米国製アスタティックのシルバーイーグルのマイクエレメント
(厳密にはシルバーイーグルではないのですが)を合体したので、
名付けて 「Red Eagle」です。 平和に貢献してる?(んな訳ないか!)

右がBM800で1300円ぐらいで仕入れた。(左はこましなコンデンサマイクで参考)
シルバーイーグルは誰でもしってるのでここでは紹介しませんがググルと一杯出てきます。

この二つをドッキングしてできたのがこれ

下がRed Eagleです。上は参考でリボンマイクのR144

 

 さて、ここからが本題です。
BM800のオリジナル回路はこうなってます。

 出口はキャノンコネクタなので平衡型、ファンタム電源(48V)を供給して動作します。

で、これの音質改善した回路がこれ

 電源のツェナをなくしてノイズ低減を図る、S/N向上です。
 入力段をソースフォロアにする。(なんでこれがいいのかよく分かりません)

で、この回路の周波数特性を計算すると下図の赤の特性になっています。(1uFと書いてる方)

静電容量は左の回路図の矢印のところ、C1とC2の容量です。
これをよくみると、低域が20Hzぐらいまで伸びててしかも20Hz付近で少し持ち上がってる。
オーディオ用には良い特性なんでしょうが、ラジオ用ではこんな低い周波数はRIG側でカット
してるでしょうし意味ないやん、と思うのです。
経験上低域は200Hzぐらいから上が聴感にも解る領域と思うので、カリカリ気味を改善させ
るためにこの辺りをイジってみることにした。
低いところを持ち上げてる特性を利用して、この持ち上がり周波数を200Hzにもってくる
ようにしたのが、0.1uFです。
いえ、たったそれだけの事なんですけどね。前置きの方が長いやないかという突っ込みは
ご勘弁願ってと。

実際の回路はこんな感じで、空中配線ですが、青いコンデンサが0.1uFです、ここに元は
1uFのチップセラミックコンデンサが付いてました。

効果確認です。
まず、IC7610でオリジナル状態で送信して、IC-705で受信し録音。
次に、マイクアンプを改造して(1uF⇒0.1uF)同様に録音
それぞれを聞き比べる。
自分の声というのはなかなか分かりずらいんですが、それなりに低域が持ち上がってソフト
な感じになったかと。

 これだけでは自信がなかったので、音に煩い近所のOMに聞いてもらい、
「ええんではないかい」とお墨付きをいただきました。

 なお、私の目的は巷でよく議論されてる「良い音づくり」ではなくて、
「悪くない音」です。なので深い議論や試験はこれ以上はやらない事にします。
という自己満足でした。
ほな、

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