SR-280M ラジオ(1)

 先日、なにげにヤフオクを見てましたら、こんなのに遭遇。
思わず入札してしまいまして、どなたとも競合することなく一発で落札してしまった。
相場より高かったのかな??

これなんですけどね。

 いえね、この真空管(ST管)ラジオなんですが、ボクが小学生の頃ウチにあったんです。
中学に上がった頃だったか、電気に興味があった私はこの真空管ラジオをバラして遊んで
ました、一応放送は聴ける状態ではありましたが、ケースは別ものになって元の姿は面影
すらない状態になってました。古いものを大事にするなんて発想はその頃はカケラもなか
ったんですよね。でいつの間にかそのラジオは捨てられてしまったようです。

 そんな訳で「思わずポチ」でした。
今度は元の状態をできるだけ維持してまともに聴ける状態まで修理してみたいなと。
今も一応放送は聴けますが電波の強いNHKとか朝日放送、毎日放送、JOCRぐらいです。

 このラジオ、ネット検索すると一杯修理記事が出てきて、昭和三大名機とか言われてる
らしい、ほんまかいな?
ところでこのラジオの顔を見ると、いつもこやつがダブって見えるんですけど、私だけ?


 ま、それはともかく、、、
中を見ると、

こんなラベルが貼ってあって、
  「感度階級   極微電界級」
だと、、どんなんやねん?
5球スーパー+1球 なんでそうなるんかな?
+1球は、マジックアイの事らしいです。
型名の、SR-280M  の最後のMはマジックアイのMらしいです。Mのないモデルもあるらしい。

 次に裏蓋を見ると、

 朽ちかけてますが、全回路図が定数入りで貼ってあります。
多分、町の電気屋さんが修理するときに必要だったんでしょうね。

 ちなみにこのラジオが発売になったのは、昭和27(1952)~28(1953)年頃との事なので、
もう70歳ぐらい、価格は、14,250円だったそう。現在の物価に換算すると約85,500円で
庶民でもちょっと頑張れば手が届く価格かな、昭和30年代中盤ぐらいから白黒TVが普及し
出すので、ラジオのピーク時代のものだったのかもしれません。
70歳というと、当然ボクより年上です。今でもかろうじて動いてるのが奇跡に近い。
中を見てみると修理した痕跡は見当たりませんでした、100Vの電源コードだけは取り換えら
れてましたが。

 んで、本格修理に入る前に70年分の埃と汚れを取り除くところからです。

 ST管を抜いて掃除してる所

 抜いた真空管を磨いてみた。(除くマジックアイ)

 シャーシまわり、IFTとかトランスとかバリコンとか、綿棒で磨いてみた。

 裏です。これでもだいぶ綺麗になった方です。
元は埃がこびり付いててすごかったんですよ。

という事で今回はここまで、
いえね、アマチュア無線では1kwの免許を頂いてCQCQしてますが、白状するとラジオを
作った事ないんですよね、なのでこれを機に回路図どおりに修理するだけじゃなく、動作を
ある程度理解しながら進めようかと思っとります。
(スーパーOMにバカにされないように・・・)
つづく、

カテゴリー: 無線 パーマリンク

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