HL-1K/6 改良委員会 (15 本当の最終)  ~ リベンジ ~

 先の記事で放電したときにトランスがレアショートしたと思っていたが、確認して
みると倍電圧整流の入力側(AC)は正常ぽいことが分かったので、もう少し
あがいてみることにした。
と言ってもダイオードを全部交換しただけ(1A 1000V ⇒ 3A 1000V)整流ダイオードは
4個シリーズになっていて耐圧4000Vです。
あと、原因不明の放電に備え高圧部でギャップが小さめのところを少し広げておいた。
また、シリコンオイルの冷却用ラジエータを電気的に筐体に落としておいた。

5wドライブで出力500w安定して出るようになりました。(今のところ)


 シリコンオイルの温度は思ったほど上がらず、もう少し小ぶりのラジエータでも
良かったかもしれません。まぁ、大は小を兼ねるということで!

騒音は先にも触れましたがめちゃ静かです、送信時、トランスがうなる音の方が
よっぽど大きいです。


 ということで本委員会は本当にこれで終了となります。
ほな、

 

 

2025-04-06 追記

 耐圧改善?と耐熱対策のためにホースの種類を変更した。

上が今回使用したもの、下は前回使用したもの、耐熱は前者が確か150℃ぐらい、後者が
80℃ぐらいだったか。でも一番のご利益は上の方が弾力性があって抜き差しが容易で
かつシール性が良いことでした。ホームセンターで切り売りしてるやつ。

もう一つの改善

前回は上蓋とホース間で放電してホースに穴が開いてしまったのでゴムブッシュを
大き目のものにして蓋とのクリアランスを多めにとった。
これと併せ、ホースの種類を変えたこと、冷却を水道水からシリコンオイルに変更した
こと、どの対策が放電に有効なのか定かではないですがシリコンとクリアランスではな
いかと推測しています。

ほなほな、

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HL-1K/6 改良委員会 (15 本当の最終)  ~ リベンジ ~ への6件のフィードバック

  1. もあい/jf3ipr のコメント:

     たまたま水冷球が手元にあってプレート損失が800Wのものだったので
    これは一度試してみたいと常々思ってまして最近余裕がでてきたので重い腰を
    上げてやってみたという訳です。あとオリジナルの1K/6はFT8にさっぱり使えない
    事が分かってこれの対策もやってみたいという複合的な理由からでした。
    後者と水冷球は直接の関係はないですけどね。
    カルキの件も了解です。そーいうもんなんですね。ありがとうございました。

  2. jf3lop のコメント:

    純水なら水溶性のイオンに分かれにくいので絶縁性は保てると思いますが、やはり水道水に入っているカルキの影響で電流は結構流れると思います。
    水冷のファイナルのリニアってアマチュア用途で市販のものはないので、この実験をなさったことはほんと感服いたしました。ダミーの実験を楽しみにしています。

  3. もあい/jf3ipr のコメント:

    塩素は電流流れやすいんかな、知らんけど。
    ダミーロード鋭意製作中です、シリコンは高いのでパスです。
    詳細はまた記事にしますね。

  4. JF3LOP のコメント:

    おー、できましたね。
    やはり水道水はカルキ(塩素)が入っているのでこういう用途には不向きなのでしょうか。ダミーロードこそ、小型のラジエータ+クーラントでなんとかなりそうな(笑)

  5. もあい/jf3ipr のコメント:

    どうもです。
    追記をしておきました。何が有効に効いてるのかわかりませんが今のところ
    大丈夫そうです。
    連続送信してるとダミーロードがすぐにあっちっちになるので、今これの
    改善を考えてます。

  6. ji3kdh のコメント:

    うまくいったようで何よりです。
    パイプ部分の放電はシリコンオイルに代えただけで解決、ということでしょうか?

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