懐古主義が続きます。
大物部品で残っていたIFTの特性を測ってみた。
VNAを使って入出力伝達特性(S21)を測ってみたが、、、
測定器の出力、入力インピーダンスが50Ω系なのでちょっと工夫が必要です。
真空管6W-C5等の出力Zや入力ZをSPECから読んでみたがそんなんでええんかな?と
面倒なので入出力にそれぞれ100kΩを繋いで測ってみた。
これが初段のIFT、ゲインは+70dBぐらいして見る。(100kΩと50Ωの比)
中心周波数が455kHzあたりにくるようにコアをぐるぐる回して調整した、
元は30kHzぐらい高かった、帯域幅は35kHzでちょっと広い感じ、なんでも
±10kHzぐらいがいいらしい。実際には真空管の入出力容量が入ってくるので、中心
周波数は低めにシフトすると思う。なので最初は高めだったのかも。
次、2段目のIFT
これもまぁまぁ似たり寄ったりです。
この特性がパラメータの変化でどう動くのかSimしてみた。
入出力Zを、100kΩ、300kΩ、500kΩと変えた場合
100kΩが一番上の丸いやつ、500kΩが一番シャープなやつ。中心周波数は変化なし。
次に、コイルの結合係数を変えてみた。
一番尖がってるのが結合係数0.01で帯域が広がってるのが0.1
なかなか微妙です。結合係数は固定なのでどうしようもありません。
そのあたりはちゃんと考えて設計されてると思うので、一番ゲインのとれる周波数
が455kHzになるように調整するだけですかね。
少なくともIFTは壊れてなさそうです。
測定も終わったので、シャーシに取りつけた。
これで一応大物部品は全部付きました。(真空管を除く)
トランスが正常品かどうかを確認するためにACの入力ラインだけ配線してみた。
結果問題なさそうです。
先々の配線用ラグ板もつけておいた。
本日はここまで、
ほな、