先の記事でヒーター用のAC6Vがない問題!
2つの案を考えました。
1.AC12VをCとヒータRで分圧してAC6Vをつくる。
2.DC12VからDC/DCコンバータでDC6Vを作る。
それぞれ一長一短あって思案の末、1を選択しました。
計算してみると必要なC容量は、1140uFとなりました。
実際はトランス出力電圧やヒータ抵抗のばらつきもあるので最後は現物合わせとなりました。
実験中の様子
ヒータ電圧がAC6VになるようにCを調整して、しばらく通電したところ
コンデンサはホロ温い程度、球はアチチになってしまった。
すぐに通電をやめて扇風機で空冷しました。
ヒータ電流は4.4Arms流れます、コンデンサを沢山パラにしたのは電流を分散させる
ためです。0.7Arms/個ぐらい流れて一応コンデンサのSPEC内に収めた。
この方式の利点は、
・構成が簡単。
欠点は、
・コンデンサがいっぱい必要で品がない。
・交流周波数(50Hz/60Hz)の影響を受ける。
・球を交換したときヒータ抵抗のばらつきの影響を受ける。
一方、DC/DCコンバータ方式の利点は、
・トランス電圧、ヒータ抵抗の影響を受けない。
欠点は、
・ノイズが心配
こんなところでしょうか、電圧安定度からだとDC/DC方式に軍配が上がるが
やっぱりノイズは無視できない!
ということでとりあえずこれで進めることにする。
ほな、
コンデンサの劣化!確かにありそうですね。しかもこんなに電流をガンガン
流してるとすぐに容量変化するかも、、、しばらく観察するようにします。
途中で方向転換するかもです。
あと、ラッシュ電流はDC/DC電源が耐えてくれればあまり気にしないでもいいかも、
交流駆動でもコンデンサのラッシュはあるので。
突入電流はおっしゃる通りスイッチング電源が起動しないかもってのもありますが、どちらかというとヒータ側の保護が必要かなと思いまして。考えすぎかな?
まぁ入れるとしても単純なステップスタートだけで充分事足りると思いますが。
Wのどなたかの自作品で3CX800A7のヒータにスイッチング電源が使われてた例があったように記憶してますが、あれどんなやり方してたかな。もう忘れてしまいました…
ヒータ側でしたか、でもAC駆動でもラッシュ電流は同じじゃないかな、それそのものを気にしてソフトスタートにするのはベターと思いますが、メーカ品でそこまでやってる事例はないかと。
寿命にどれほどの影響があるかですが分かりませんね。
コンデンサは劣化する – 例のファンで思い知ったことですが、これも小さくないデメリットですよね。
一方スイッチング電源は突入電流を考慮する必要があるというのもあり、どっちがどうかは考え方次第ですね。